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メンタルヘルス・マネジメント検定について
メンタルヘルス・マネジメント検定とは、
2006年に大阪商工会議所の主催により始まった、メンタルヘルスに関する検定試験で、
受験者の社内での担当部門等にあわせI種・II種・III種の3つのコースがあります。
現代社会で問題化しているストレス、労働上のあらゆる悩みや問題から引き起こされる、
社員の"心の悩み"に対処し予防する為に、メンタルヘルスに関する正しい知識を学び、
"心の健康管理"に会社及び社会全体で取り組んでいくための検定です。
メンタルヘルス・マネジメントの必要性について
現代社会をを高度成長期時代と比べると、経済状況・社会の仕組み・
人々の習慣・日本人の思考など等、全ての事が大きく変化しています。
しかし、習慣や思考・社会の仕組みは変化したとはいえ、
社内での日本人の行動はあまり変わってはいないかもしれません。
小さい頃から団体行動の規律を第一に教えられてきたため、
他の人と違う意見や行動は疎外される傾向があったり、
個人が目立ったり異を唱えたり出来ない環境は、以前とほとんど
変わっておらず、これは日本の会社特有の現象だと言っても過言ではありません。
ですが、日本の企業で働いている以上、これらの問題から逃れる事も不可能です。
そして、ご自分の周りを見渡してみると、
ストレスを引き起こすあらゆる問題が潜んでいると思います。
しかし、閉鎖的な組織の中では、悩みやストレスを表に出すことは非常に困難です。
その結果、仕事上や社内環境・対人関係に対する強い不安や悩み・
ストレスは増加し、心の不調による休職や退職も増加するというわけです。
さらに、最悪の結果として、近年の社会問題にもなっている
自殺に繋がる可能性も大きくなるという事です。
その上、経済成長の鈍化・不況下での閉塞感などが加わると、
その傾向が増加するのは必至です。
また、女性の社会進出が進み、以前に比べると活躍の場は格段に増えたとはいえ、
女性にとっては、まだまだ改善すべき仕事環境を持つ職場の方が多く、
それなりに悩みを抱えている女性も多く存在するというわけです。
このようにストレスを抱えた働く人が年々増加していると考えられる環境で、
メンタルヘルス・マネジメント検定は会社や社会で求められているのは間違いなく、
益々ニーズが高まっていく資格だということです。
検定コース別の概要について
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、対象別に3つのコースを設定しており、その求められる能力は下記のようになっています。
III種(セルフケアコース) | 自らのストレスの状況・状態を把握することにより、 不調に早期に気付き、自らケアを行い 必要であれば助けを求めることができる。 |
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II種(ラインケアコース) | 部下が不調に陥らないように普段から配慮するとともに、 部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に 則った対応を行うことができる |
I種(マスターコース) | 自社の人事戦略・方針を踏まえたうえでメンタルヘルス計画、 産業保健スタッフや他の専門機関との連携、 社員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる |
メンタルヘルス・マネジメント検定III種の概要
資格名 | メンタルヘルス・マネジメント検定III種 (セルフケアコース) |
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資格の種類 | 民間資格 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません |
対象 | 一般社員および新入社員 |
出題内容 | 1.メンタルヘルスケアの意義
2.ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識 |
試験方法 | マークシート方式 |
試験時間 | 2時間 |
配点 | 100点 |
合格基準 | 70点以上の得点 |
メンタルヘルス・マネジメント検定U種の概要
資格名 | メンタルヘルス・マネジメント検定U種 (ラインケアコース) |
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資格の種類 | 民間資格 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません |
対象 | 管理職・管理監督者 |
出題内容 | 1.メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
2.ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識 |
試験方法 | マークシート方式 |
試験時間 | 2時間 |
配点 | 100点 |
合格基準 | 70点以上の得点 |
メンタルヘルス・マネジメント検定T種の概要
資格名 | メンタルヘルス・マネジメント検定T種 (マスターコース) |
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資格の種類 | 民間資格 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません |
対象 | 人事労務担当・管理者、経営幹部 |
出題内容 | 1.企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性
2.メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割 |
試験方法 | (1)マークシート方式
(2)論述式 |
試験時間 | (1)マークシート方式:2時間
(2)論述式:1時間 |
配点 | (1)マークシート方式:100点
(2)論述式:50点 |
合格基準 | (1)と(2)の得点の合計が105点以上
但し、論述式の得点が25点以上 |